いよいよ梅雨入り、蒸し暑い日も増えてきました。
あの酷暑が近づいてきた、と思うだけですでに気持ちは夏バテ・・・なんてことになっていませんか?
一般的に夏バテとは、暑さによって体がだるくなり、疲れやすくなる現象のことを指します。
では、なぜ夏バテは起こるのでしょうか?
そのヒントは健康状態にあります。
健康な方は夏バテになりにくいと言われています。
では、夏バテになりにくいような健康とはどのような状態を指すのでしょうか?
とりあえず普通に生活をしている、というのだけでなく健康を意識してバランスの良い生活を心がけていることが大事ですね。
特に、夏の暑い時期においては、体内の調整機能が十分に働くことが重要です。
このように考えると、だるいな、なんだか疲れるなといった夏バテの対策としては その場限りの栄養ドリンクを飲んだりといった対策ではなく、健康意識を持って日常生活を送ることが大事ということがわかるのではないでしょうか。
猛暑が始まってから健康的な生活を始めるよりも、今からしっかり心がけることが重要です。
健康的な生活とは?
健康的な生活の基本は三つの柱に支えられています。
それは、バランスの良い食事、適度な運動、そして充分な睡眠です。
これらのどれか一つでも欠けないように注意したいものです。
もちろん、体に不安がある方は 自分ができる範囲で健康に気を使うことが大切です。
夏バテは、すべての人が感じるわけではありませんが、多くの人が少なからずその影響を受けています。
これは体が外部の熱に対して内部の温度を一定に保とうとする自然な反応です。
この調整機能が完全でないため、暑さでだるくなったりするのです。
たとえ夏バテにならなくても、無理をしたり暴飲暴食をしたりすると、翌日まで疲れが残ることはよくあります。
これも一種の軽い夏バテと考えられるでしょう。
健康な体を作ることがどれほど重要かを理解することが大切です。
若い頃とは違う体力にも注意
多くの人は普段から健康に注意しているはずですが、特に若い時は夜遅くまで遊んだりすることも多く、生活習慣が乱れがちです。
ですが若い時は体の回復力が高いため、翌日以降もあまり響かないことが多いのです。
ところが、年齢を重ねると体の調整機能が低下し、ちょっとした暑さでも夏バテの症状が出やすくなります。
多少ムリしても大丈夫、といった思い込みが思わぬところで健康にマイナスになることがあるので注意が必要です。
そして健康だけでなく暑さを避けることも重要です。
現在の夏の暑さは昔と比べ物になりません。
可能な限り いちばん高温になる時間帯の外出は控える、
日傘を活用して少しでも日陰を作るようにする、
といった工夫も取り入れてみましょう。
そしてシニア世代にありがちですが、昔からの習慣で就寝時にエアコンを使わないとう方も要注意です。
室温などをよくチェックのうえ、無理せずに使いながら健康を守るようにしましょう。